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専修学校教育重点支援プラン2006

1.事業名

  ID手法を用いたリハビリテーションのeラーニング教材開発および遠隔教育のプログラム開発

 

2.事業の概要

 リハビリテーション分野では、膨大な知識と技術を習得するために効果的かつ効率的に教育内容を習得できる教授法の工夫が求められている。

 また、昨今、eラーニングの活用が高まる中、単位取得が一部認可された。

 本事業では、eラーニングを活用して最適な教育ができるように、現在企業における研修で注目されているID手法(注1)を教育機関においても導入し、教材開発および教授手法を教育するプログラムを開発する。

 さらに、開発した教材を用いた遠隔地との双方向性ある教授を実施し、その教授手法および効果を検証する。

 

注1 ID手法(インストラクショナルデザイン: Instructional Design)とは、授業全体を分析・設計・開発・実施・評価を行い、教育の効果と効率と魅力を高めていく方法論である。eラーニングの導入時に教育効果を上げるために活用されるケースが増えている。企業での研修に導入されている。

 

3.事業の目的

 リハビリテーション分野の養成では、以下の3つの課題がある。

(1)学生は、これまでに聴き慣れない膨大な医学用語の理解と使用に多大な時間を要する。

(2)社会経験の少ない学生にとって、実習を経験するまでは医療・福祉機関での理学療法士・作業療法士および言語聴覚士の具体的な役割がイメージできない。

(3)学生は、規定されている臨床実習期間が長期であるため、通学して直接教員から繰り返し指導を受けることが困難。

 上記の課題を解決していくために、これまで専門学校ではあまり重要視されていなかった教育工学からのアプローチが必要不可欠である。

 すなわち、eラーニングでの学習で単位取得が認可される今日、eラーニングという教育手法を導入するためには教育工学の研究が必須であり、かつID手法を用いて教育内容を分析・設計しなければならない。

 さらに、上記の課題にあるように、個人の理解度に応じて繰り返し学習できるようにeラーニングコンテンツを開発・実施・評価するときにもID手法は有効である。

 そして、その教材を学生は実習地の遠隔からも視聴でき、それに基づいて、学校にいる教員と双方向性のある指導を受けることにより、一層の教育効果が高められると確信している。

 

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