TA(交流分析)
Transactional Analysis
- 自分の性格上の問題点を、自己分析によって気づき、他人との人間関係を、自分でうまくコントロールできるように、学習していく方法。
- エリック・バーンによって開発されたTAは、フロイトの創始した精神分析をもとにした、親しみやすいすぐれた心理療法である。
- TAは、幼児の時代からの自分の性格形成の「なぞ」をさぐり、自分らしく生きるための手がかりを与えてくれる。
TA(交流分析)の目標 TAは人間の心理を分析する一つの手段である。
① 自分自身を知る
② 自分が他人と、どのようにかかわっているかを知る
③ 自分の人生の筋書き(脚本)を知る。
④ 自分を変える(自己変容)手がかりを得る。
1 |
<エゴグラム> 「エゴ」は自我、「グラム」は図を意味し、心の指紋ともいわれている。 自分の行動の特徴や性格傾向を実際にグラフにしてみることにより、自分を知り、 自分のありかたを変えていくひとつの手がかりとする。 対人関係の基礎、自我状態の分析、自我状態の成長プログラム |
2 |
<人生脚本> ・TAは、人生を一編のドラマのようなものとみなし、その中で演じている役割を脚本と 呼んでいます。 ・脚本とは、子供時代に、親たちの影響のもとで発達し、その後の人生体験によって 強化され、固定化されてきた人生の青写真です。 ・脚本は、人生のもっとも重要な局面(例えば、職業の選択・結婚・育児・定年退職・ 死に方等)で、行動を左右するものです。
<脚本分析の目的> ・脚本分析によって、強迫的に演じている人生のドラマを知り、それまでは、運命と あきらめていたあなたの人生計画を、自らの統制の下におくことが可能になる。 ・また、脚本分析によって、自分の性格のナゾ、特に人生早期につくられた基本的 構えについて、詳しく知ることができ、その結果、自分の人生計画と自己の独自性が フルに生かされるドラマに書き直すことができるようになる。 |
3 |
<やりとり分析> TAにおいては対話(対人交流)を ①相補(平行)交流、 ②交差交流、 ③裏面交流 の3つに区分する。 やりとり分析ではこの3つについて学び自分の他人に対する対処の仕方、他人の 自分に対する対処の仕方を、お互いが、これまで以上に意識的にコントロールする ことができるように努力をすることにねらいがある。 |
4 |
<時間の構造化> TAでは、人が生活時間をプログラム化することを「時間の構造化」といっているが、 これを6つの分野に分けて考え、生活時間を交流の観点から構造化することによっ て、その人が生活時間を反省し、より充実した毎日を送れるように自己統制を図る ことにねらいがある。 |
5 |
<心理ゲーム分析> TAでいうゲームとは、明瞭で予測可能な結果に向かって、進行しつつある一連の 相補的・裏面的な交流であるが、ゲームの結末は必ず不快な感情をもたらし、当事 者たちはそれを繰り返し味わうことになる。心理的ゲームとは何か、ということについ てその諸相を学び、非建設的なゲーム(もつれる対人関係)を打ち切ることにねらい がある。 |
6 |
<人生態度> 人生に対する基本的な構えは、乳幼児期にその基礎が形成せられ、その後、修正 されない限り、その人が自分と他人に対して生涯一貫してとる構えといわれている。 基本的な構えは4つに分けられるが、それらについて自覚し、好ましい人生態度に 変わるように努力することにねらいがある。 |
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